マクラメの糸はどんなもの?
ロウビキ紐(ワックスコード)についてお話しします。
私は、作品制作にもレッスンにもブラジルの「LINHASITA」社製のロウビキ紐を使っています。
ワックスコードは、メーカーの選択肢は様々です。
7〜8年前くらいだったでしょうか。
まだお教室を始める前のことです。
マクラメをされている人すらまばらで、どんな材料を使っていいのか手探りの状態でした。
とにかくネット検索して、ロウビキ紐、ワックスコードというキーワードで探し回りました。
検索で出てくるのは、レザークラフトの材料屋さんがほとんどでした。
もちろんそれでもいいのですよ。
ただ、コストの面で採用できませんでした。
その後、タイ製、中国製、アメリカ製、国産、そして太さもいろいろ見つけることができました。
ワックスあり、ワックスなし、これも試しました。
ワックスなしでも編めます。
タイ製のワックスコード。
これはロウの付き具合が多く、時々手を洗わないとベタつきがすごかったので、お試ししただけでその後使用していません。
中国製のワックスコード。
仕上がりが柔らかく、また「編み紐」だったため太さ調整することができず、これもリピートしていません。
シニュー糸に関してはレザークラフトされる方が使うようですが、コスト面で断念です。
身近なミシン糸。
実はこれも試したんです(笑)
ポリエステル製のミシン糸なら、カラーバリエーションが豊富で手に入りやすい。
いろいろ編んで試してみました。
ただ、一本では細すぎるので何本も束ねて編んでいたのですが、バラけてまとまらないし、なんだか面倒になってしまって結局断念^^;
それに、仕上がりも柔らかすぎてNGです。
そのうちにLINHASITAを取り扱う方を見つけて、使ってみたところ、ロウの付き具合や仕上がりが良い。
それにコストの面で、LINHASITAを使用することで落ち着きました。
ここまで、結構長い道のりだったのですよ。
教室を始めて5年経ち、見渡してみればLINHASITAを使用している人ばかりになりました。
自分が使用する分、お教室で使う分、参加者さんにお分けする分、と消費量が桁違いに増えてしまったことから、2018年よりブラジルのLINHASITAから直輸入を開始しました。
現在52色を扱っていますが、次の入荷で60色展開になる予定です。
使う材料で仕上がりが全然違いますからね。
LINHASITAをまだ使っていないのであれば、是非試してみてくださいね。