ハンドメイドを本業にできるのか、というお話し

こんにちは、ALANKARです。
あなたは「ハンドメイド」をお仕事にしてみたいと思ったことはありますか?
完全に趣味で楽しんでいらっしゃる方にはちょっと刺さらない話かもしれませんのですみません。
私はマクラメという結びの技術に出会って、随分経ちます。
単に「結び」ということだけに限っていうなら、幼少期に遡ることになります。
キャンプの際にテントを設営するときなどに使う結び。
ふた結び(ツーハーフヒッチ)は巻き結びのことです。
さらには10代後半でボート免許を取ろうとして教本を読んだのを思い出すと、やはり共通する結びなどが出てきます。
どんな場面でも出てくるロープ結びは、呼び方や手順が若干異なるだけで普遍的な野外活動には欠かせないものでした。
それらの結びを組み合わせて、ロープを結んでタペストリーにしたり、装飾を作って身につけたりというのは、生活に根付いた手仕事なんですね。
流行り廃りは繰り返します。前回の流行は1960年代〜1970年代後半ぐらいだったようです。
私の人生の中で2度目のマクラメ流行です。人生の初めに母がやっていました。そして、人生の後半戦に入って私がやっている。不思議な感覚です。
今、世間で広まっているマクラメは大きく2種類あると思います。
・ロープワークのインテリア系
・糸で作る繊細なジュエリー系
私がお仕事としてメインで制作したりお教えしているのは後者のジュエリー系のマクラメです。
私はどちらも好きですし、インテリアとしてのタペストリーを作るワークショップも不定期でリクエストがあれば開催するというスタイルで教室運営をしていました。
ときには流木を使ったり、鹿角を使って装飾を施します。精麻を使うこともあります。
ふた昔前までは、ハンドメイドで起業などということは思いつきもしなかったと思います。
この10年ちょっとの間で何が変わってきたのか?それはSNSの広がりだと思います。
ものを販売するという活動は、主に企業やお店がやることであって、個人は消費者に過ぎませんでした(「B to C」といいます)。
ですが、今はどうでしょう。個人から個人が買う。いわゆる「C to C」が普通になっています。
一個人が所有しているものを個人に販売する。そのシステムを提供する企業が登場したことで非常に取引が簡単になったのですね。
「メルカリ」「creema」「minne」などの商品販売サイト。
そして、ネットショップも簡単に低予算(0円から可能)で始めることができます。
ビジネスを始めるハードルが格段に下がったということですね。
趣味から始めたことを一生懸命練習して上達して、その発表の場が欲しいと思う方もいらっしゃるでしょう。
自分が作ったものを誰かに見てほしい、手作りのものを販売してみたい、そんな風に考え始めるのは自然な流れだと思います。
まず、ネットショップや商品販売サイトのアカウントを開設して、商品写真を並べます。
でも・・・一向に売れる気配がありません。
なぜでしょう?
ちょっと話が逸れるのですがお付き合いください。
独学でハンドメイド作品を作れるようになった方の中には、商品としてのクオリティに到達していない方がいらっしゃるのも事実です。
誰からもクオリティのチェックを受けたことがない、あるいは他の作り手さんの商品と比べたことがないのが原因かもしれません。
私の教室にレッスンに来てくださる方の中には、以前イベントで購入したものだということでマクラメ作品を持ち込んで見せてくださる方もいらっしゃいます。
「お安かったの?」と聞くと、「いや〜どうでしょう。2万円くらいでした」と。
正直、この価格設定には驚きました。決して作りが素晴らしいとは言い難く、石の価値を考えてもなかなかの強気すぎるお値段だと私は思ったからです。
購入されたその方には言いません。ですが、おそらく、ご自身でマクラメを学び、上達すると、いずれ私が思ったのと同じことに、その方は気づくことになります。
また、こんなこともありました。
マクラメ体験レッスンに来られた方で、「いずれこれを自分で直したいんです」と取り出してくださったマクラメネックレス。
ざっと見たかぎり、私の体験レッスンの作品サイズを長くしたらこの方にでもできるのでは?と考え、「ちょっと時間がかかるかもしれませんが、今日の体験レッスンの作り方で長さを出せば今日直りますよ」ってご提案したんです。
体験レッスンは、ブレスレットのサイズ。彼女が直したいのはネックレスサイズ。
長さは何倍にもなるけれど・・・。彼女「頑張ってみる!」と、目を輝かせてくださいました。
作業しながら聞き取りすると、ネットショップで購入し結構早い段階で紐が切れてしまって、修理をお願いしたけれど「もう活動していないから」という理由で断られてしまったそう。
タダでやってくれと言ったわけではなく、修理代はお支払いするからとお願いしてもダメだったそう。
ちょっと残念ですよね。
ある程度は自分の商品に責任を持って欲しいと思うんですが、そうでないハンドメイド作家さんもいるんだなと思ったエピソードでした。
お教室をやっているとさまざまな話が耳に入ってきます。
高額販売することが躊躇なくできる方もいらっしゃいますが、その逆も然りです。
商品価値以下の価格設定しかできない方もいらっしゃいます。
商品価格は、正直設定が難しい部分があります。でも、低すぎる価格設定も問題ありです。
素晴らしい技術で制作されているのに、安すぎるというやつです。これは製作者が疲弊します。
適正価格に直してほしい。安すぎると、ハンドメイド品全体の価値を下げることにもなりかねません。
客観的にチェックするようにして欲しいですね。
脱線が長くなってしまいまして、すみません。
さぁ、ネット販売を開始しても売れる気配がないという理由。それは単純に発信数と導線ができていないからです。
・ホームページを作りました。
・オンラインショップを作りました。
・インスタグラムを始めました。
これら全て「点」でしか作業できていないのですね。
導線を作ることが大事です。
これが全ての答えです。はい、言っちゃいましたよ。
勘がいい方なら、これで全て解決です。
あとは、ご自身の作品作り、世界観の作り方、商品の見せ方、細かなことを調整していく作業になります。
自分のことって、案外分からないものです。
客観的に他の人の行動を見ていると、「こうすればいいのに・・・」と気づくんですが、自分ではなかなか気づかない。
結論として、
ハンドメイドを本業にすることは充分可能です。
あなたの現状を私は知りません。
もし、これからマクラメを本格的に身につけたい、プロの技術を最短で身につけたい、と思っておられるならプロコースにお越しください。
1年間のコースです。しっかりマクラメ手法をお伝えいたします。
10年以上本業でやってきた、ALANKAR自身が直にお教えする講座です。質問し放題です。
ALANKARの商品を手に取って観察できますし、プロコースのレッスン後半は、私の作品を参考にしていただきながらレシピ外の作品制作をするお手伝いもできます。
マクラメ作家、マクラメ講師になったとき、大量に消費する材料(ロウビキ紐)は卸価格でご提供できますし、天然石ルースに関してもお値引きすることができます。
私が海外仕入れに行くときに、私が同行してホールセラーと直取引することも可能です。
ミネラルショー出展などの時には、お手伝いスタッフとして(業者として)会場入りすることができます(これ、ものすごいメリットです)。
春からしっかりマクラメを身につけてみませんか?
プロコースでは、集客面や通常教えていないコツ的な部分までお教えします。
○ 神戸・平日クラス 2〜3名受付可能
○ 神戸・休日クラス 会場手配の都合上、開講時期は要相談
日程は、プロコース詳細をご覧ください。
*東京クラスは現在受付していません。
ハンドメイドを副業で、あるいは本業にできたら・・・と考える方が非常に増えているように感じます。
小規模ながらお陰様でALANKARのプロコースは、たいてい満席で開催させていただいてきました。
約1年間、家族の健康問題や引っ越しなどがあったため落ち着かず、しばらく募集を見送っていましたが、2024年12月から神戸クラスのみプロコース再開しました。
このプロコースは、言ってみれば私のライフワークのようなものです。
すでに仕事として成り立っている私のスタイルを真似ていただくのもよし、ゆるーく副業にするのもよし。
私が日常的にやっていることや考えていることを、惜しみなく出しているクラスがプロコースです。
・仕事にするためのファーストステップに不安がある
・SNSが怖くてスタートできない
・そもそも何から手をつけたらいいのかが分からない
という方に向けてもアドバイスしています。
なので、過去の私が知りたかったことや、相談できる人がいたらいいのに・・・と思っていた存在になれたらいいなという気持ちで作ったプロコースです。
言い換えたら、過去の私が欲しかったクラスです。
2025年春から本気でやってみよう
いや本気の手前だけど技術を身につけたい
など、
ご縁のある方からのお申し込みをお待ちしております。
全く初めてマクラメをプロコースでスタートするという方も受講可能です。
(経験ゼロの方には、レッスンスタートまでに予習として結びの方法の動画を提供しています。)
・マクラメ作家として活動したい方
・マクラメのスキルをお金に変えたい方
・目標は具体的じゃないけど、マクラメが上手くなりたい方
お待ちしております。
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