課題をもとに創意工夫を加える試み
ALANKAR流の「ハンドメイドで起業する7つのフェーズ」の連載を始めました。
7つのフェーズの中にもそれぞれに小さなフェーズはあるのですが、まずは大きく7つの段階を解説していきます。
今回は3つ目のフェーズ「課題をもと創意工夫を加える試み」です。
1、基礎を習得する。
2、課題を模倣する。
この1、2、を徹底的に繰り返し練習すると、レシピの一部分に変更を加えてみたり、レシピの一部分を別のレシピ制作に応用してみたりということが自然にできるようになります。
これまで2000名を超える受講者さんをみてきて、上記の1〜2をしっかりやってらっしゃる方は、上級レベルになった時には私の指導がほとんど要らないほどのスキルになっています。
もちろん、お仕事として、商品を作るというスキルを習得するまでにはある程度の年月は必要だと思います。それは練習をしながら制作を繰り返しているうちに解決する問題です。
「守破離」という言葉があります。
これは、茶道や剣道など日本に古来からある芸道の姉弟関係のあり方です。
守破離(しゅはり)は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修業における過程を示したもの。
日本において芸事の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想で、そのプロセスを「守」「破」「離」の3段階で表している。 Wikipediaより
守:型や技を忠実に守り確実に身につける段階。
破:良いものを取り入れ発展させる段階。
離:ひとつの流派から離れてオリジナリティを確立する段階。
簡単にいうとこんな感じでしょうか。
「破」が第3〜4フェーズにあたるかなと思います。
私が教室でお教えしているマクラメという手芸が、上記の日本古来からある芸道と全く同じには語れません。
マクラメという結びそのものは世界各地で古くから存在する普遍的な結びの手法です。
マクラメそのものが芸道として確立しているわけではありませんが、結び方の基本形は世界共通で、表現の仕方は自由です。
自由だから、逆に難しいとおっしゃる方もいます。
これが正解というものがないのがマクラメの世界です。アートという方がしっくりくるかもしれませんね。
正解がない中であっても、普遍的な結びの基本形は存在していて、そこはしっかりと習得した上で自由な表現として第4フェーズを経て第5フェーズに向かうということになります。
そのような流れを「守破離」という言葉を例に挙げてみました。
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