石包み(タッチング結び/フレーム編み)始めと終わりが重要な時
こんにちは、
マクラメと天然石ジュエリー「ALANKAR(アランカール)」です。
この数年でコロナ拡大も手伝ってか、マクラメを教える教室やワークショップ、YouTube先生も含めると、本当に学べる場所が増え、マクラメを始める人が増えましたね。
私にはマクラメの師匠がいません。教えてくれる人がいません。
10年前の私なら、むちゃくちゃ羨ましい環境です。
いや、もしかしたら、逆に趣味で終わっていたかもしれませんね。
なぜなら、私の性格からして、探求するのが好きだからです。
私は「macrame マクラメ」というものを知った直後(最初はマクラメという名称すら知りませんでした)、昔のマクラメ本や海外のハウツー本(いずれも古本)を購入して、基本の結びをなんとなく知ることになるのです。
しばらく試行錯誤しながら自分でヘンテコリンな作品を作っては「う〜ん^^;」って唸りながら、また月日が経過して、マクラメを教えているという人を見つけて、答え合わせのように何か所かワークショップに参加してみました。
他の人が作ったマクラメを触ってみたかったというのも、ワークショップ参加の理由の一つでした。
「へ〜」とか思いながら、一時期に数回参加してみて間違いではなかったと納得し、その後はワークショップへ参加することをやめて、さらに試行錯誤が続くのでした。
「このように完成させるには・・・」「なんで噛み合わないのかな・・・」などと、会社勤めから帰った後は夜中まで試行錯誤したものです。
なぜ他の人のワークショップへの参加をやめたかというと、すでにその時には仕事にしてみたいという思いが芽生えていたからです。
だから、そういう想いを持ったままワークショップ参加することが、主催者に失礼に当たるのではないかと考えたからなんです。
これはあくまでも私の考えというか、ポリシーというか。そこは守ろうと思ったわけです。
性格的に前述したとおり、「とことん探求」だから、その探究部分を人様に教わると私の楽しみが減る。そんな感覚。
そんな探求好きな私には、師匠(先生)がいない。だから遠回りしたかもしれませんが、遠回りした分、確実に自分の技術として身についているという事はあるのだと思います。
いろいろな失敗をやってきています。
だからこそ、最短をお伝えすることができるのかなという自負もあったりします。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、
ここから説明するのは私のやり方なので、絶対にこうした方がいいとは言いません。
【カボション形状の石をシンプルなペンダントに仕上げる場合】
これが前提の説明です。
↑少し装飾が入っていますが、比較的シンプルな仕上がりのマクラメペンダントです。
石の形状の違いや装飾が多ければ、やり方も異なります。
さて、では。
私の初級レッスンでは、タッチング結びで作ったフレームでカボション(ルース)を包む時の、編み始めと編み終わりを同じ軸糸側にしましょうね。とお伝えしています。
基本的なやり方は、
2本の軸糸に対して、1本の巻糸を使ってタッチング結びで「フレーム(枠/はしご)」を作ります。
左側の軸糸から結び始めたなら、左側の軸糸で結び終わります。
ペンダントトップの表側になる方が一目多くなるように(結び始めと結び終わり)、石を包みます。
表に4本密集しているはずですので、この4本でバチカンを巻き結びで(私の場合)作り、長さが出てきたら、後ろへ倒して、残った後ろの2本と巻き結びで固定して仕上げます。
この方法が簡単でスッキリ仕上がるのではないかなと思っていますし、教室レッスンにご参加された皆様も気に入ってくださいます。
もちろん、やり方はいろいろですから別の結び方で仕上げてみるのもありです。
最後の仕上げ方ひとつで、美しくなったり、野暮ったくなったりしてしまいます。
いろいろ試してみてくださいね。
今回は、最初と最後の結びの位置を揃えることの理由をお話ししました。
文章の説明だけでは伝わらないかもしれません。
結びだけでしたら、私のYouTube動画があります。短い動画ですが、参考にしてみてくださいね。
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