最終的には、覚悟の問題なんです

マクラメ教室 ALANKAR
コラム

こんにちは

先日、東京ミネラルショー が終わりまして、年内予定していた展示会出展は全て消化しました。

さて、よくある質問で、

「先生のようにハンドメイドを仕事にするにはどうずればいいですか?」というものがあります。

私はマクラメのことしかお教えしていないので、その目線でしかお答えできないのですが(とはいえ、ノウハウとしてはどんなジャンルでも同じだと思います)、説明してみますね。

私がマクラメ作品を売り始めた時、まだまだマイナーな手芸でした。

ずいぶんマクラメ人口が増えて広まったとはいえ、今でも「これ(マクラメ)って何ですか?」と聞かれることはよくあります。

だから、特に教室をやり始めた時などは、マクラメという言葉そのものがマイナーなので、教室へ生徒様を集めるためにかなりの労力を使いましたし、軌道に乗るまでにしばらくかかりました。

教室をやり始めて10年弱になりますが、今の私しか知らない方にとっては、(あり得ないのですが 笑)最初から教室は上手くいっていたと勘違いされてしまいます。

生徒様ゼロの時期が当然ながらあり、そこから一人、二人、リピートしていただきつつ、日々ブログを書いてマクラメを知ってもらおうとしていました。

Instagramは当時まだありませんでしたし、YouTubeも普及していませんでしたから、時々Facebookも使いつつ、ほぼブログだけで告知を続けていました。

生徒様がまだ少なく、レッスンをほとんど行えない状態でしたから、とにかく時間さえあればマクラメに関する記事をブログに書いていました。

そしてブログを書くのと並行して作品を作っていました。

レンタルスペースでのワークショップ開催をやり始めたときはまだ会社員で、徐々に勤務をパートタイムにシフトしつつ、マクラメを仕事にしようと決意してからは、完全にお勤めをやめて真剣に教室運営に集中しました。

そうすると、片手間でワークショップをやっていたときとは異なり、どんどん受講者様が増えていきました。

1年後どうなっていたいのか?さらに3年後、5年後は?としっかり考えることが必要だと思っています。

1年後はこうなっていたいから、今すべきことは・・・と、具体的に作業を落とし込むことができます。

お勤めを続けながら、趣味のハンドメイドで副収入を得たいと思われるなら、それなりの時間配分が必要ですよね。

ハンドメイドについても副業とはいえ、お金をいただくわけですから制作はきっちりとやるべきで、スキルも磨くべきです。

結局のところ、「覚悟」だと思うのです。

自分のなりたい姿がはっきりしないから、中途半端で長続きしないのではないでしょうか?

また、やり始めたのはいいけれど、副業の方に時間が裂けなかったり、集中できないから、やりたかったはずのハンドメイドの作業に何となく手をつけなくなってしまって、やめてしまった・・・そんな話は、残念ながらよく聞きます。

私自身も、今年夏以降は様々なことがあり、新しい作品制作ができずにいました。
ですが、それは時間が解決してくれて、11月以降は生活に落ち着きを取り戻しましたので、制作意欲が沸き始めています。

そもそも石が好きで始めたマクラメです。編み物も大好きで、石と紐の組み合わせのマクラメは、運命の出会いと言っても過言ではありませんでした。

大好きでスタートしたマクラメですが、モチベーションをキープし続けるのは正直難しいです。波はあってもいいと思います。

できない時は別のことをしてみる。

私の場合は、組紐を習いに行ってみたり、レザークラフトを習ってみたり、麻の講習会に行ってみたり(精麻に出会いました)、インドのシルクを試してみたり(タサールとムガに出会いました)、そうすることで、これまでやってきたことに新しい風を入れて、異素材のものを組み合わせたりすることもできます。

「本当はどうしたいのか?」これは自分自身との対話を繰り返さなければ、導き出せない答えです。

楽しそうなものは試してみて欲しい。

大好きで仕方がない!四六時中関わっていたい!

そう思うのであれば、やめてしまわず、継続して欲しいなぁと思います。

そして、考えてみて欲しいのです。

あなたは、
誰に対して発信しているのですか?どんな人に教室に来て欲しいのですか?
あなたのその商品を誰に身につけて欲しいのですか?
どうして、マクラメを仕事にしてみたいと思ったんですか?

マクラメ教室 ALANKAR

 

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